5代目☆AIUを広め隊 2018!

全国の皆さんこんにちは‼ パンフレットやホームページなどでは伝えきれないAIUの魅力を、生徒の視点から見て発信する学生団体ー それが、AIUを広め隊です‼ 今年度でこのブログも5代目となりました‼ 年を重ねるごとにさらに魅力を増していく、今全国の中で大注目の大学、AIUこと国際教養大学って何?と疑問に思っているそこのあなた‼‼‼ 愉快で個性的な隊員たちが、そんなあなたのためにブログを書いちゃいます☆ You should be reading!!

卒業記事特集(羚(れい)の卒業)

こんにちは、

4年生の羚(れい)です。

大雪大荒れの冬から一転春らしい気候になってきたと思ったら花冷えどころか雪!?とまだまだ油断できませんが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?

今回の記事のテーマはタイトルの通りですが、昨日私は国際教養大学グローバルスタディズ課程を卒業しました!

ということで私の4年間の振り返り(特に秋田県、日本の地方との関わり方)、そして将来展望を書き残して卒業記事とさせていただきたいと思います。

お時間のある方、興味のある方、よろしければ続きをお読みください。(たいそう長く非常に自由度の高い文章になっています。ご注意ください。)

 

さて、(少し時間はさかのぼって二日前へ)今実家のある神奈川から秋田に向かう車で4年間を振り返っています。

とりあえず大学生活の四年間を一言でいうとあっという間でした。(ちゃんと留学に行ったか、単位を取り切れているか、卒業できるか心配になってきましたwww)

実は大学1年生として入学式の一週間前の入寮の際にも同じように家族一緒に車で秋田まで来たのですが、今また4年間始まるよって言われそうな気がしています。(4年前と同じく、新天地に期待が膨らみすぎて高熱を出して入寮早々に具合が悪くなるのは勘弁です)

 

同じ車窓を眺めながら4年前の自分と思い返すと、AIUでの4年間で私は様々なことを得られたと思いますが、その一つは自分のやりたいことを見つけられたことだと思います。それは、私は人口減少という現状を抱える日本の地方、とりわけ東北地方、秋田県に携わっていくことです。私にとって秋田県や日本の地方は気付いたら存在感を増してきて、最終的には私にとって進路を考える上でも非常に大きな影響を与えてくれました。

まずAIUに入らなかったらこの先地方と深くかかわろうと考えもしないどころか、少子高齢化や過疎過密などの日本が抱える人口減少課題にも向き合うことなく、都市部の大学で4年間過ごし、企業に就職するなど今とは違った人生を歩んでいたのではないかなと思います。

一般にAIU生は卒業後、4年間で磨き上げた語学力や異文化理解の背景を生かして国際的な場でどんどん活躍していくと思っていらっしゃる方もいるかと思います。私も何になりたいかわからないし、自分の可能性をできるだけ最後まで狭めたくないという思いからAIUを志望していたので、国連とか、外交官とかも選択肢の一部として思い浮かべていました。

 

しかし、4年間終えた今の自分は、より日本国内の状況に興味関心を持っていました。

きっかけはおそらく秋田市内のはきもの屋のおばあちゃんと話したことです。

私は大学に入ったら秋田でしかできないことをしたいと思い、大学一年生の時から東北三大祭りの一つである竿燈まつりに参加する団体に所属していました。その履物を求めて秋田市のお店に立ち寄った時のこと。おばあちゃんは履物のサイズを手直ししてくれながら、

秋田ではどんどん若い人がいなくなって、昔ながらのはきもの屋も履物を作れる技術者も年々減ってきていて、自分の店もいつまで続くかわからないという不安を感じていること。そして私のように県外から来て竿燈祭りに興味を持って、伝統芸能を引き継いでくれることに対して喜んでいること、をお話してくださいました。

このころから、漠然と人口減少、若者の流出によって失われていく生活の知恵や職人技、伝統芸能などに目が向き、秋田を存続させるためにはどうすればよいのだろう、と考えるようになりました。

 

そのため、留学では秋田県民を支え、生活を豊かにし、さらに人を呼び込むためにより魅力的な県にするためには福祉が重要ではないかと思い、高福祉国家ノルウェーに留学し、日本とノルウェーの福祉の差に唖然としました。なんといっても保育園と教育費無料は強い。また、男女平等感の高さゆえに女性もキャリアを築き、男性もしっかり子育てにかかわる時間を取れるという国のあり方に感動しました。(仕事があるならノルウェーで生活するのもいいよねなんてウォッカコーヒー片手に友人と語り合ったりしてました。)というわけでいきなり北欧国家のように教育費全面保障とはいかなくても漠然と女性の子育て支援をすることや子育てと仕事の両立が人口の安定につながるのでは?と思いはじめた頃でした。(ちょうど増田寛也氏が座長を務める日本創成会議『地方消滅』等を読み、自治体における若い女性人口の重要性に関して衝撃を受けた時期でもありました。)

 

しかし、依然として秋田県を持続させるにはどうすればいいのだろうという問いには答えられないまま帰国した私は冬の秋田に戻り、東京大学大学院の調査演習の授業に同行する機会をいただきました。そのご縁から地方存続の意義について、地方における女性のあり方について、起業者について、教育とりわけ、ふるさと教育について考えました。また、秋田農村学という授業では大学の近所の農家さんにインタビューに行き、地方での生活のあり方や農業の将来展望について留学生と一緒に考えました。卒論では自分で考えたいこととして秋田に移住した子育て女性の生活に焦点を当てた調査を行いました。このころにはすでに秋田の現状に関して他人事ではないどころか、むしろもっと深く自分事として考えたい。人口減少問題の解決に取り組みたいという思いが強くなりました。

 

ここまで読んでくださった皆さんは私がAIUを卒業後に大学院に進学すると思っていらっしゃるかと思いますが、実は今公務員試験の勉強をしています。(the 受験生ってやつですねwww)

大学院をあきらめたわけではないですが、今の私がするべきことは、リアルな地方の生活を身をもって経験し 、地方の現状を自分事から自分の事にすること。そして、その経験から真に地方の課題として取り組むべきことを突き詰めることだと思っています。

 

遠回りになりましたが、やりたいことを絞り込まずに半ば逃げていた私がやっと追いかけたいと思えるものを探せたのが私のAIUでの4年間でした。

実はAIU生には秋田県民の税金を大量投入しているにも関わらず秋田県に残り、貢献してくれる人材が非常に少ないと嘆かれ続けています。秋田にいなくとも秋田に貢献できる方法はたくさんあると思うのですが、やはりもっと秋田県に直接貢献してくれる人材をお求めのようなので、その一人となって日本の地方の将来を支えていければと思います。

しかしAIUのいいところは4年間を通して時に国境を越えて多様な背景・価値観・考えを持った友人とつながり、語り合うことができる点です。(そしてその関係はこの先も続き広がっていくと願っています。)たとえ私がローカルな場に根付いたとしても4年間で培った多角的な考え方や友人とのやり取りを通してグローバルな視点を獲得していくことができると思っています。まさにグローカルに生きる。これが私の当面の目標です。

 

最後にこれまで私の好き勝手やりたいように学んでよいと放任主義で支えてくれた両親、辛い時に話を聞いて支えてくれて楽しい時を共有してくれた個性豊かすぎるAIU生のみなさん、酒豪の趣味おつまみに付き合ってくれた11期広め隊のみんなにこの場を借りて感謝し申し上げます。(そしてこれからもよろしくお願いします!!!)

 

以上、ここまで読んで下さりありがとうございました。

このあとも11期の広め隊同志が卒業記事を上げていくと思いますのでお楽しみに!

引き続き、広め隊を、国際教養大学を、(そして秋田県を?)ご支援頂ければ嬉しいです。

それではどこかでご縁があることを願って。Vi ses senere! (また会う日まで!)