5代目☆AIUを広め隊 2021!

全国の皆さんこんにちは‼ パンフレットやホームページなどでは伝えきれないAIUの魅力を、生徒の視点から見て発信する学生団体ー それが、AIUを広め隊です‼ 今年度でこのブログも5代目となりました‼ 年を重ねるごとにさらに魅力を増していく、今全国の中で大注目の大学、AIUこと国際教養大学って何?と疑問に思っているそこのあなた‼‼‼ 愉快で個性的な隊員たちが、そんなあなたのためにブログを書いちゃいます☆ You should be reading!!

留学を終えて  Rapport från Sverige ①

皆さんこんにちは。

ご無沙汰しております、11期隊員のずんだです

一月に一年間の留学を終え、スウェーデンから帰国致しました。

折角の機会なので、私が留学を通して

学んだことや考えたことを書いていこうと思います。

なお、これより先に書いてあることはあくまで私個人の考えに過ぎず、

また特定の団体等を貶める意図等はございませんので、

その点をご了承くださる方のみ読んでいただければと思います。

それでは、しばしの間お付き合いください。

 

※書いてみたら意外と長くなってしまったので二つに分けました。

よろしければ両方とも読んでみてください!

 

 

留学で学んだことは沢山あるのですが、その中で私にとって最も大きかったことは

様々な他者との違いを学んだことでした。

 

AIUは異文化交流がキャンパス内でできることを一つのウリにしています。

実際に、AIUは日本の大学の中でも

キャンパス内での異文化交流が最も盛んな学校の一つだと私は思っていますが、

いくら異文化交流といっても

留学生たちは既に日本社会の中に入った状態なんですよね。

つまり彼らがある程度日本のルールや価値観に合わせてくれているワケです。

 

留学に行くとまず、この大前提であるルールや価値観が変わります。

食事に関する考え方、季節の捉え方、社会規範等々…。

そういう価値観に我々が合わせていくわけです。

 

そういうものがまるっと違う、という状況下での異文化交流は

私にとってはじめての経験でしたし、そういう環境下でこそ学べた

日本と海外(特にスウェーデン)の違いというものは非常に大きいと思います。

留学を通して、やはりこういう違いは

一度自分が日本の外に出てみないと分からないものだと思いました。

そういう意味では、真の異文化交流は

自分から日本の外に出ていかない限り達成できないものだと思います。

 

もし読者の方の中に異文化交流だとか、違った価値観の方との相互理解、というものを

やりたいという方がいらっしゃいましたら、留学を強くお勧めします。

日本国外に出る経験は旅行でも勿論良いと思いますが、

やはり一年ぐらいはその土地に居ないと分からない空気感ですとか、国民性ですとか、

そういうものは大きいと感じました。

一年間も海外旅行をするのは大変だと思いますので(笑)、

長期滞在、という面から行くと留学が一番良いのかな、と思います。

それに留学ならお勉強して単位ももらえたりしますし

(AIUなら基本的に留学中の全単位を変換できます!)、ほら!一石二鳥です(笑)!!

 

ちなみに、私が感じた大きな違いは

 

①家族の在り方

スウェーデンは家族という繋がりの中でも個人がかなり尊重されます。

 

②社会の多様性への理解

男女平等な社会、がスウェーデンの大きなウリです。

例えば国会での男女比がほぼ1:1であったり、

男女ともに育児休暇を取るのは当たり前。

それからLGBTQの人々への理解も比較的高いように見受けられました。

勿論移民の方々を受け入れる努力も民間、政府問わず幅広く行われています。

 

ワークライフバランス

スウェーデンではお仕事はあくまでも人生の一部であって人生の全てではない

という認識がとても強いです。お休みもちゃんとありますし、残業も少ない。

ですが、スウェーデンのこの考えは素晴らしい!日本も真似しよう!と思っても

スウェーデンのようになることは今の日本では不可能だと思います。

その為にはまず日本国民全員がもっと不便な生活を当たり前のものと

思わなければなりません。

例えばショッピングモールは夜7時に閉まって日曜日は空いていない、

カスタマーサービスだって土日はやってない、

宅配なんて国内ですら1週間以上ゆうにかかる、等々…。

日本のサービスの良さは素晴らしいです。でもこのクオリティを保とうと思うなら

仕事量が増えるのも必然だと思います。

人々の根底の認識から変わらない限り、

日本の仕事体制が変わることもないと思います。

勿論改善はされていくと思いますが、根本的に変わるということは難しいかと。

 

④自国料理への愛は薄い…?

スウェーデン人に「スウェーデン料理って何がある?」と聞くと

大体二品目ぐらいしか出てきません(笑) 大体ミートボールとヤンソンさんの誘惑

これらの料理が気になった方はGoogle先生に聞いてみましょう!

恐らく彼らのスタンスは「美味しければ自国料理に拘る必要ないじゃない。」

スウェーデンのご飯はそこまで美味しくないです。別にマズくないですけど。

ちなみにお隣のフィンランドが確か飯マズランキング4位だったはず。

恐らくですが「娯楽のための食事」ではなく

「生きるための食事」だからじゃないでしょうか。

そんなスウェーデンではなぜかタイ料理が大人気です(笑)

あとイタリア料理代表のピザとトルコ料理代表のケバブを融合したケバブピザ。

とっても美味しいんですが、

そんなピザ邪道だ!派と美味しいし別にいいじゃん!派で国民は割れています(笑)

まるで日本のきのこたけのこ戦争のように・・・(笑)

自国にきちんと国民全員が認識しているような自国料理が確立している

ということが当たり前なわけじゃないんですね…。

和食は日本が世界に誇るべきものだと思います!

 

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スウェーデンのクリスマスディナーはこんな感じ。実はろうそくの陰にシュールストレミングが…。

 

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▲盛り付けるとこんな感じ。手前にある焼いてある料理が確かヤンソンさん。節目のお料理は豪華です!

 

⑤季節を感じる心は日本人の方が繊細

誤解しないでいただきたいのが、

スウェーデンにも四季はありますし、それを感じる習わしはあるということです。

ですが、例えばどれだけ細かくそういうことをしているか、だとか

季節感をお料理や普段の生活に反映させるか、という面では

日本の方がずっと繊細だと感じました。

私は日本のそういうところが大好きですが、

別に日本にいるときにそんな風流な生活をしていたわけじゃないです(笑)

でもそういう人間でも日本の方が繊細だと思うぐらいには、

日本人は季節を愛でることに力を注いでいるし、

日本人の暮らし方に密接につながっている、ということなんだと思います。

 

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▲上から春、夏、秋、冬の写真。夏の写真はスウェーデンの一番大きなお祭り、夏至祭の写真です!

 

留学レポはパート②に続きます!

よろしければぜひそちらも読んでみてください(*^^*)