卒業特集記事(ぱこの卒業)
こんにちは、お久しぶりです!ぱこです。
久々の投稿が、卒業記事になってしまいました…!(しかも投稿が年度末ぎりぎり…(笑))
AIUに関しては既に元隊長のひろが書いてくれたので、私は個人的に4年間を振り返りたいと思います。
テーマはAIUの「英語で学ぶ大学」に関連して、「言語」「コミュニケーション」に対して4年間でどう意識が変わったのかについてです。
結論は、言語はあくまでツールであり、言語(今回私にとっては主に英語)は授業の科目ではなく、お互いをより理解しあうために使うもの。
言語の習得も大切だが、それ以前に自分の意見を持つことも大切だということ。
という、至極当たり前のことに実感を持って言えるようになるまで4年かかったよ。
という記事が延々と下に続きます。
卒業ということで個人的に思いが募りすぎてだらだらまとまりなく書くので、お時間のある方はさらっと読んでいただけたら嬉しいです。
「英語で学ぶ大学」
振り返れば、この言葉を聞いたのは高校1年生の時、友人にAIUの存在を教えてもらった時です。
この時、私は英語を話して外国人とぺらぺら会話のできる人にあこがれを持っていました。
ただかっこいいなぁという理由から(笑)
と思いつつ、学校の英語の授業を受けても全く、全く、喋れるようになる気配はなく、文法ばかりの英語の授業に、疑問を感じていました。
その時出会ったのがAIUです。
高校1年生の秋にAIUの学祭に行き、英語を当たり前のように話す環境に憧れ受験を決めました。
そして高校3年生、なんとか運と気合で滑り込み、AIUに入学することに決まりました。
合格後の私は有頂天で、AIUに入学すればぺらぺら英語を話す人たちに自動的になれるだろうと勝手に思っていました。(今振り返れば、恐ろしく受動的…)
そして忘れもしない2014年4月1日。
空港からAIUに向かう迎えのバスの中で、これからのスケジュールを説明してくれる先輩。
しかしそれは英語のみ。
そして配られたスケジュール表。
英語のみ。読めない。(この時点ですでに半泣き…(笑))
大学に到着!大学の入り口に、自分の名前の隣に今の気分を書く欄を発見。
すでに書かれたみんなのコメント。
英語。
なんとか頑張ってHAPPYと書く。(涙が落ちるのを堪えながら…(笑))
来て早々挫折しかけた私は、英語に対する苦手意識をしっかりと刻み込み大学生活をスタートさせました。
そして、EAPで英語に対する苦手意識はどんどん深まっていきました。
例えばTEDtalkを見て、それに関してクラスでディスカッションする授業でのこと。
クラスメイトがどんどん発言をする中、ひたすら沈黙の私。
何を発言すればいいか分からず、言葉が出てこない。
この時私は、それは英語のスピーキングの能力がないからだと思っていました。
(しかし、それだけが原因ではないことを知ったのは留学後。)
その時の私はひたすら英語を話せるようになろうと必死でした。
英語が話せれば何とかなると思っていた私は自分が英語を使って何を勉強したいのか、ツールとして使うことを考えるまでには至っていませんでした。
そしてスピーキングが苦手という意識をしっかりと持ち( ´∀` )、EAPを終了。
その後は、英語を話したくないという思いで、まさかのできるだけディスカッションがない授業をとるという逃げ。
そんなこんなで逃げてばかりいた私は、留学先を考えるにあたり、壁にぶち当たります。
何を勉強したいのだろう?
今まで、英語を話すかっこいい人への憧れだけでやってきた私には、どう選べばいいのかもわかりません。
これもまた憧れだけで選んだ、東欧ルーマニアへの留学が決定。
こうやって流されるようにしてやってきたAIU生活は3年目、留学を迎えました。
留学先ルーマニアの公用語はルーマニア語で、英語を話せる人もいれば全く話せない人もいます。
せっかくルーマニアにいるので、住んでいた寮のおじさんやスーパーのお姉さんたちに、少し覚えたおはようとありがとう、をルーマニア語で話しかけてみました。
彼らは笑顔になってくれました。
ここでようやく、言語とは勉強の科目ではなくて、相手のことを知り、自分のことを伝えるコミュニケーションツールなのだと実感しました。
たしかに言語が話せなくても、思いは通じたりします。
しかし言語を知れば、相手のことをより深く知ることができる。
それを実感することのできた、留学でした。
また、留学を経て自分の興味があるものを見つけることができました。
そしてAIUに戻ってきた後は自分の興味に関連する授業を受け、ディスカッションでお互いの意見を交換し合いました。
その時に気が付きました。
私にはスピーキング力はもちろんだけど、それ以前に知識や自分の意見を持つということがまだ足りないのだと。
大学入学までずっと日本で生活してきて、周りの空気を読み発言していた私は、自分の意見を言うことはあまり意識してやってきませんでした。
ようやく私は卒業を目前にして、自分の意見を持つことの難しさ、そしてそれを言語化するという二段階がスピーキングに関係しているのだと気が付きました。
自分の意見を持ち、それを言葉で表現する。
それは英語のみならず日本語もあてはまると思います。
察しの文化の日本ですが、言わなければ伝わらないこともあります。
この意識を持ち、周りの人たちとより意見を伝えあえるように努力していこうと思いました。
私なりにたくさんのことを学べたAIUでの生活は、本当にかけがえのないものとなりました。
みなさん、
4年間本当にありがとうございました!
そして入寮を控え、不安と期待でいっぱいの皆さん。
AIUでの生活はきっと充実したものになるでしょう。
全力で楽しんで、自分らしいAIUライフを過ごしてくださいね。
それでは!