5代目☆AIUを広め隊 2021!

全国の皆さんこんにちは‼ パンフレットやホームページなどでは伝えきれないAIUの魅力を、生徒の視点から見て発信する学生団体ー それが、AIUを広め隊です‼ 今年度でこのブログも5代目となりました‼ 年を重ねるごとにさらに魅力を増していく、今全国の中で大注目の大学、AIUこと国際教養大学って何?と疑問に思っているそこのあなた‼‼‼ 愉快で個性的な隊員たちが、そんなあなたのためにブログを書いちゃいます☆ You should be reading!!

授業紹介 by シニア

日本海側は平年を上回る大雪⛄、その他の地域でも寒い日が続きますが、皆さんお変わりありませんか?コロナの感染拡大に歯止めがかからない中であっても、それなりに素敵なクリスマス🎄をお過ごしになったことを祈っています。

今回の担当は、教習所で今月から路上デビュー🚙したものの、ビビりすぎてアクセルを踏めず、教官に「そんなんじゃドライブデートできないよ~」と冷やかされているわっぱです。「トムとジェリー」レベルの蛇行運転にならないか毎回ハラハラしていますが、順調にいけば来月には卒検を受けられそうなので、めげずにハンドルを握っています。(意味わからん笑笑)

 

前々回の記事でキュン隊長が書いてくれましたが、AIU生は22日までファイナルウィークでした!

僕は気が付いたら、この2週間でペーパーを6個書かないといけないという窮地に陥りましたが(自業自得)無事に提出できたので、あとは成績を待つばかり。来年3月卒業予定の僕にとっては、正式な「セメスター」を過ごすのは、これがラストになるはず。

先日、来年春学期の授業履修登録があったのですが、その必要がないと気付いた時に「あ、次の学期はないんだ」と実感しました。当たり前だったAIU生活が終わりに近づいていると思うと、少し寂しいですね。

更に「卒業式はオンライン開催の方向で動いています」という大学からのメールで、更にガーン😨となっています。学生の声を聞いた上で最終決定するため、まだ確定ではありませんが、3ヶ月前からオンライン前提と言われると「4年生のこの1年間は何やったんやー」という気持ちは否定できません…。

誰のせいでもないのは重々承知ですが、真面目に自粛しても何も報われず、数カ月先に終息したとしてももうAIU生としての日常には戻れない、というね…。感染者数過去最高を更新&変異種も確認された今にしても、年明け早々1年生のキャンパス内居住を進めているのであれば、卒業式もせめて希望者に限っては対面でもいいような…。愚痴ってすみません💦

 

1月からの冬期プログラム(通称冬セメ)も履修予定なので、まだ卒業は不確定ですが(ぴえん)折角なので、今学期履修した授業たちをご紹介しようと思います~。キュン隊長とネタが丸被りして申し訳ないのですが、GS課程の授業も説明していくのでご了承ください。🙇

AIUって英語で授業をしているのは知っているけど何の授業があるの?」と思っている皆さんのお役に立てば嬉しいです~。

それではいってみよ~!

 BE課程(基盤教育)の授業たち

BE課程は、EAP修了後に、様々な学術分野(社会学、人文学、自然科学...)の基礎となる授業を履修するものです。この課程を通して、自分の興味のある分野を決めていくことができるので、入学時点で学びたい分野が確定していなくても大丈夫です。

Traditional Japanese Arts: Tea Ceremony

国際教養大学」というくらいだから、授業も全部海外のこと!というわけではなく、むしろ「自分たちの国である日本を知ることは世界に出る上で不可欠」という考えから、日本に関する授業も課程に含まれています。

中でも、茶道や華道といった実技を伴う科目は、留学生と日本人学生が半々になるように人数制限がかけられているため、毎回抽選(上級生優先)となり、なかなか履修できません。僕は、Japan Studiesの分野の単位は満たしていたのですが、在学中に茶道を習ってみたかったので、今回履修しました~。

週2コマのうち、1コマは学生のプレゼンを中心に、茶道の歴史や精神、道具等を学ぶ座学、もう1コマは実技です。そう!オンラインでも、お点前とお呼ばれの練習をします。学生が自室の床に正座して、パソコンに向かってお辞儀をする、という奇妙な光景が繰り広げられていますが、結構楽しかったですね。

100番台の授業(主に1,2年生向けのレベル)ですが、課題がかなり多かったです。毎週文献を読んで要約を提出に加え、Short Essay(800語以上)、Long Essay(1500語以上)、茶道に関する映画を鑑賞したレポート、プレゼン、実技試験(お茶とお菓子の戴き方)がありました。忙しい時もありましたが、日本の大学で茶道の授業を取り入れている大学は全国でも稀で、国公立大学では2、3校しかないそうなので、機会があればとってみることをお勧めします。

 

Health and Physical Education Activities

 卒業に必須の体育実技の授業。オンラインという状況下のため、各自週100分間のウォ―キングをアプリに記録して、それを提出するという形式になりました。皆が怪我をするといけないから、「慣れていないなら走らずに歩いてください!」という注意までされました。(笑) その結果、高齢者クラブさながらの授業内容に。(笑)

全ての授業や課題、ミーティングの全面オンラインで心身共にストレスの多いセメスターだったので、週100分間歩くのがちょうど良い気分転換&運動不足解消になっていました。自宅周辺のウォ―キングコースを歩きながら紅葉🍂や野良猫🐈との戯れを楽しみました。(笑)

 

GS課程(グローバル・スタディズ)の授業たち

留学申請前に、GBまたはGSの専門課程(来年度からはグローバル・コネクティビティ領域も新設。誰かレポートして下さい)を選択します。GS課程は、社会学、国際関係学、政治学環境学、アジア、北米といった分野の授業を履修します。

 

 European Politics and Economy

EUの政治機関や経済の仕組みを中心に、現在に至るまでのEUの歴史や課題を考察する授業。AIUにはもう1つEuropean Political Systemsという授業がありますが、それに比べると、より組織としてEUを捉える傾向があります。

学期の後半は、学生のプレゼンを基に、「EUの国際機関としての役割」、「EUの拡大」、「EUの経済政策」等について議論をしました。またコロナ対策について、EUの代表者、各国の代表者、市民といった役割に分かれて意見を出し合うRound table sessionもあり、様々な事例を知れて興味深かったです。

課題は、中間試験、グループプレゼンテーション、期末のペーパー(To what extent is EU successful?)でした。誰もがニュースで耳にしたことはあるはずのEUの各組織が具体的にどのような働きをしているのかを、各分野の事例を基に学べるので、時事問題の理解にも役立つ授業です~。

 

Social Movements and Democracy

 アラブの春、香港の民主化運動、BLM運動といった社会運動の背景にある理論を実例を基に学んでいく授業。正に今現在情勢が変化している事例を取り扱うので、各授業ごとに最新情報をアップデートしていくことで、学術面と社会の繋がりを実感できる貴重な機会です。

紹介される理論が抽象的なことも多く、理解が難しいこともありますが、SNSの活用やグローバル化といった、現代の運動に見られる要素を、長い歴史上の発展の一部として捉えられるようになるのが面白かったですね。

課題は、中間のペーパー(Consider a significant “text” or “tool” of contemporary social movements and critique it in as much theoretical depth as possible)、リーディングを基にしたグループプレゼン、期末のプロジェクト(エッセイ、ビデオ、ウェブサイト等の好きな媒体を選択し、トピックに対して自分の見解を述べるもの)でした

 

States and Markets

 授業のタイトルが非常に抽象的ですが(笑)、国家と経済、倫理の関係性を議論する内容です。大学卒業後、ウェイターとして働いた後、カリフォルニアへの片道切符を買って大学院へ進学、韓国を経てAIUに辿り着いたという経歴をもつ、アメリカ―ンな教授が担当。毎回、「Hey guys! How are you doing today? 」と始まり、「Have a nice weekend, and I hope to see everyone on Tuesday! Bye Bye!」で終わるDJ顔負けのテンションで進行します。(笑) 10人という小規模なクラスだったため、オンラインでも深い議論ができ、毎回考えさせられる授業内容でした。

 格差の議論等、悲観的な内容もありましたが、教授曰く「私たちがこれから過ごすことになる社会がどのような力に動かされているかを理解しておくことが重要」ということでした。社会人になる前に資本主義や社会についての理解を深め、自分なりの意見をもてるようになったことは大きかったと思います。

 課題は、グループプレゼン3回とエッセイ3個でした。プレゼンでは、学生が75分間の授業全ての進行を任されるため、「オンラインでいかに飽きさせないプレゼンにするか」を考え、形式にこだわりまくりました。(笑) ロールプレイ、リーディングをオンラインゲーム化、オリジナルのインタビューを交えたニュース番組化等、クリエイティブさを追求した内容。(笑) 隣で聞こえていた親には、学芸会かと思ったと言われました。(笑)

リーディングに出てくる理論をゲームのアイテム化したり、チームメイトの親御さんに登場して頂いてのバブル崩壊前後の日本社会についてのドキュメントを入れたりと、準備段階から楽しんで取り組みましたよ。

 

Russian Soceity Today

 元時事通信で世界各国に駐在した経験のある教授が、現代ロシアの政治や経済、文化について解説する授業。週1度のみ、休憩挟んで165分の授業なのですが、どんどん短縮されて、後半には30分以上早く終わっていました。(笑) 

重要な近隣諸国でありながら、あまり学ぶ機会のないロシアや旧ソ連諸国について詳しく学べるので、収穫は多かったです。

課題は、まさかの期末のプレゼンまたはレポートのみで、「やったら単位はあげるからねー」というAIUでは異例の少なさ。(笑) その分、期末で100%が決まってしまうので、真剣に取り組みましたが。(笑)

この教授は今学期で定年退職なのですが、来年からは元日経勤務の方が来られると伺いました。(違っていたらごめんなさい。)

 

 

いかがでしたか?「国際教養」は具体的にイメージしづらいかもしれませんが、入学後の学びを想像するお役に立てば幸いです!

今年もあと4日!焦りも出てくる時期ですが、「今まで通り」を意識して、共通テストまでの期間を過ごしてほしいです!僕はセンター試験1週間前に、当日と同じスケジュールでリハーサルをしましたが、結構得るものがありました。

 

最後に、僕が就活でしんどいな、と思った時に出逢った本の言葉を贈ります。

悲観主義は感情で、楽観主義は意志の力による」(アラン 『幸福論』より)

辛いと思う時こそ、前向きに物事を考える時間を意識して確保してみて下さい!

皆さんが、無事に年越しと受験本番を迎えられることを心から願っています!

Have a Happy New Year🌠