5代目☆AIUを広め隊 2021!

全国の皆さんこんにちは‼ パンフレットやホームページなどでは伝えきれないAIUの魅力を、生徒の視点から見て発信する学生団体ー それが、AIUを広め隊です‼ 今年度でこのブログも5代目となりました‼ 年を重ねるごとにさらに魅力を増していく、今全国の中で大注目の大学、AIUこと国際教養大学って何?と疑問に思っているそこのあなた‼‼‼ 愉快で個性的な隊員たちが、そんなあなたのためにブログを書いちゃいます☆ You should be reading!!

あいつ今何してる?~7期くらっしーさん~

あいつ今何してる?」シリーズ第4弾!!7期のくらっしーさんです!

今回はインタビューではなく、くらっしーさんに記事を書いていただきました!

この夏に依頼を受けてくださった隊員さんの中では一番の先輩です!

 

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みなさんお久しぶりです!7期生のくらっしーと申します!

2015年に卒業して以来、実に6年半ぶりの記事執筆となります。

はじめましての方がほとんどかと思いますのでまずは軽く自己紹介させて頂きます。


名前:くらっしー

入学:2010年4月(7期生)

出身:東京都

課外活動:テニス部、サービストラベルICC、時事問題研究会、
     こまち寮RA、滝俣集落活性化事業

留学先:ラトビア大学(ラトビア共和国)

職業:鉄鋼メーカー

家族:妻(AIU卒業生)、娘、息子

 

AIUに入学したのはもう10年以上前だと思うと時の流れの速さに戦慄を覚えます。

自分よりずっと若い卒業生が社会で華々しく活躍しているのを知る度、喜ばしい気持ちと自分がどんどん後輩に追い抜かれていくのではないかとの焦燥感が葛藤する、そんな日々の中、AIU入学前から在学中、留学中、卒業後と振り返り、AIUで何を学び、それが今にどう活かされているか、何を後悔しているか、を改めて整理してみたいと思います。

 

一人のAIU生のありのままの言葉として、受験生、在校生の参考になることが少しでもあれば幸いです。

 

入学前

AIUのことを初めて知ったのは高校一年生の夏(2007年)でした。
クラスメイトからグローバル教育に力を入れている大学があるとちらりと聞いたことがきっかけで家に帰って早速大学のホームページを開く。背景は全面グリーンでBGMに渡辺玲子先生のバイオリンが流れる。青いハイパーリンクをクリックすれば色が紫に変わる。当時図書館もない。D棟もレクチャーホール(現コベルコホール)もない。卒業生も未だ出ていない。当時の私は見てくれだけで判断し、カリキュラムもきちんと見ないですぐにページを閉じ、AIUの存在をずっと忘れてしまいました。

 

高校2年生の夏から一年間ニュージーランドに交換留学をしました。そこでは教師が生徒に一方的に教えるのではなく、生徒間、生徒対教師で活発にディスカッションがなされる環境でした。帰国が迫り進路について考える様になりました。日本の大学に行くことを考えていましたが、多くの日本の大学では大教室で一方的に講義を聞く形式が主流で、ニュージーランドで経験した様な密度の濃い授業はゼミ等を除けばあまり期待できないと聞いていました。少人数で双方向型の授業メインの大学はないだろうか。高校留学で身に着けた英語を伸ばしたいが、英語を勉強したいわけではない。外交官を目指していたので、国際関係学を中心に様々な学問を学んで視野を広げられる大学を求めていました。また、非英語圏に留学をしてみたいとの思いもありました。そこでリサーチを進めた結果出てきたのがAIUだったのです。

 

帰国後自分の目でAIUを目指すか否か判断するためにオープンキャンパスへ。広め隊のブースにも行きました。当時のメンバーが非常に生き生きと学生生活について語る姿に第一志望とすることを決めました。どうして東京の大学を目指さないのかとの周囲の反対もあったが、AO入試で「AIUだからこそ自分のしたいことが実現できる」との思いを伝え、合格することができました。

 

AIUは英語を勉強する大学ではなく、あくまでも英語をツールとして幅広い学問を学ぶ大学なので、英語が好きな人だけが行くところではありません。
そこが他の言語系や国際系大学等との差別化になっており、受験生を惹きつけていると信じています。


入試の種類を問わず勉強の合間に、どうしてAIUに行きたいかを考えるのは、やる気アップにも将来にも繋がるのでおすすめです。

 


在学中(留学前)

EAP(英語集中プログラム)も無事終了しBE(基盤教育)も始まり迎えた最初の秋。AIUでの生活に行き詰まりを感じていました。経済学等を深く学びたいと思っていた当時の私にはBE(基盤教育)の広く浅く学んでいくカリキュラムにもやもやとしたものを感じ、他大学の学生に比べて学びが劣後しているのではないかとの危機感に苛まれていました。また、中学・高校時代とは違い、学力に学年順位等が出るわけではなく、張り合うライバルがいない虚無感にもがき苦しんでいました。陸の孤島と呼ばれ外の世界との関りが少ない環境も孤独感に拍車を掛けていました。そんな自分を救ってくれたのはAIUの先輩方でした。専門分野は留学先や留学後のGBやGS課程で、卒業後も大学院等で学べる。今は焦らず幅広い分野に触れて自分の興味の幅を広げればいいのではないか。ライバルがいないのを環境のせいにせず、まずは自分をライバルとして成長していけばいいのではないか。AIUにもいい意味でライバルとなる人がたくさんいる。自分が成長すれば自然と切磋琢磨する仲間ができてくるのではないかと、彼らは教えてくれました。

 

やる気を取り戻した私は、時事問題研究会の部長(あえて日本語で世の中の動きをフォロー、討論する活動、今は廃部。)やサービストラベルICC(国際協力分野の学習、実践を目指す団体)の部長としていろんな人と腹を割って話し合うことを目指したり、こまち寮のRA(Resident Assistant)として一年生と一緒に生活、滝俣という由利本荘市の集落の活性化を住民の方と一緒に考えるという活動に参加、またサービストラベルICCの活動の一環としてフィリピンにスタディーツアーに行く等、自分の視野を大きく広げる経験をたくさん積むことができました。

 

AIUで生活している中できっと思い悩む場面も出てくると思います。そんな時、手を差し伸べてくれる仲間がいるのがAIUです。また、環境が悪いなら、自ら求める環境を作り出していくことを学べる場もAIUだと思います。

 


留学中
留学先には当時AIUから未だ誰も留学に行っていなかったラトビアを選びました。理由はラトビアはロシアとヨーロッパに挟まれた小国で、ロシアやドイツからの圧力に常にさらされてきた国。そのため、外交についての研究(特に自分の最も興味のあった対ロシア外交)が昔から活発だと聞いていたからです。また、ロシア語も勉強できるというのも決め手となりました。


自分が留学を開始した学期には国に日本からの留学生が自分一人だけで、アジア人の留学生も数える程しかいませんでした。そのため、常に自分が日本を代表しているとの緊張感を持って留学生活を送ることができました。ヨーロッパ各国からの留学生と朝まで語り合う日々の中で、多様な価値観に触れることができたことは一生の財産となりました。

 

後悔しているのがもっと勉強に打ち込んでもよかったのではないかということです。異国の地で勉強に専念する環境が与えられる機会等、人生で何度もあるものではありません。今になってもっと科目を履修すればよかった、ロシア語やラトビア語もどうせならペラペラレベルを目指せばよかったと思い返してしまいます。(二日酔いで無駄にした日々がなんと多いことか・・・)

 

今ますます留学の機会は貴重なものとなっています。留学のチャンスに恵まれた人はぜひ一生に一度の貴重な機会と捉えて、悔いが残らない様に全力で楽しんでください。
留学には行けない方もその時間を使って代わりの無二の経験を積むことができたら一先輩として大変嬉しく思います。

 


在学中(留学後)

留学後の学生生活で切っても切り離せないのが就職活動ではないでしょうか。先にも述べた通り外交官になりたいとの思いで勉強を続けてきました。当時AIUには公務員試験対策を特別に行う仕組み等なく、各自で勉強を進めるしかありませんでした。国家公務員受験用の予備校にも通信で通って勉強を続けてきたが、民間の方が社会に与える影響を自分の取組み次第で大きくしていけるのではないかと思ったこと、将来の生活を現実的に考えたことから、民間就職志望に切替えました。
今思い返せば、学生時代にもっと就職の現実的な側面(出世や左遷、賃金等)について教えてくれたらよかったなと思います。やりたいことや将来の夢も大事ですが、自分や家族が生きていくことが大前提です。社会人の楽しいこと、苦しいこと全てを在校生と共有していけたらよいなと思います。

 

就職活動が終了してから卒業までの一年間は秋田駅前に飲みに行くのが習慣になっていました。秋田の日本酒は本当においしいですし、日本酒に合うおつまみも豊富です。この一年間で秋田の豊かな食文化を知ることができました。当時は大学内のアパートを出て、御所野のアパートに住んでいました。せっかく外の世界に触れるいいチャンスであったのに、地元住民との交流等はなく、人間関係は結局大学中心となっていました。今はシェアハウス等の選択肢もあると聞いています。せっかくなので大学時代に一度は地域に溶け込む様な生活を送ってみるのもよさそうだと感じています。

 


卒業後

卒業(2015年)と同時に時の流れが一気に加速。気が付けば学生時代は遠い昔のできごとの様に。
鉄鋼メーカーに就職し、工場での生産管理や国内営業を経て、今は東京の本社で海外営業/グローバルマーケティングの仕事をしています。AIUで学んできたベースがあるからか、工場や国内担当等の時でも常に世界の動きを見据えながら、どこかに自分の仕事との接点を見出そうとしてきました。今は海外に関わる業務担当なのでAIUや留学先でメインで学んできた国際関係学を日々活用した仕事をしています。また、カーボンニュートラルへの取組みが鉄鋼業界でも焦点となっており、留学先で学んだ環境学等も役立っています。極論を言えば、直接的、間接的にこれまで学んできたこと全てが今の仕事に関連していると思っています。メーカーに勤めて実感するのは物理や化学等理系分野の勉強をもっとしておけばよかったという点です。基盤教育で理系科目も必修となっているAIUでは理系分野の視点を自分の内に持つことはできますが、社会で活用しようと思うともう一歩踏み込んだレベルが求められます。自分で学ぶチャンスはいくらでもあったはずです。
あと、英語はやはり使わないと忘れていきます。国内担当だった2年超の間、あまり英語に触れないでいたら、全然スムーズに運用できなくなっていました。今になって慌ててオンライン英会話に通っています。

 

以上、2010年から今までの経験を振り返ってみて強く感じたのはAIUに入ったことは大正解だったと自信を持って言えるということです。
AIUを卒業したことをいつまでも誇りに思える様、自分の社会でのアクションをもってAIUの価値向上に少しでも貢献していきたいと思っています。一人一人の受験生、在校生、卒業生が未来のAIUをつくっていくのだと思っています。10年後、20年後のAIUの姿が楽しみです。
大変冗長な記事になってしまいましたが、読んで頂き、誠にありがとうございました。

 

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くらっしーさんの記事を読みたい方はこちら

(くらっしーさんの記事があるのは2代目・3代目ブログでした。10年という月日の長さを感じますね。)

国際教養大学(AIU)を日本全国に広め隊 (ザ・三代目)|留学と情熱の間

 

国際教養大学(AIU)を日本全国に広め隊 (ザ・三代目)|公務員試験とAIU生

 

国際教養大学(AIU)を日本全国に広め隊:秋田に暮らすということ - livedoor Blog(ブログ)

 

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