5代目☆AIUを広め隊 2021!

全国の皆さんこんにちは‼ パンフレットやホームページなどでは伝えきれないAIUの魅力を、生徒の視点から見て発信する学生団体ー それが、AIUを広め隊です‼ 今年度でこのブログも5代目となりました‼ 年を重ねるごとにさらに魅力を増していく、今全国の中で大注目の大学、AIUこと国際教養大学って何?と疑問に思っているそこのあなた‼‼‼ 愉快で個性的な隊員たちが、そんなあなたのためにブログを書いちゃいます☆ You should be reading!!

AIUへの道~A日程

みなさん、お久しぶりです。課題や学祭準備(あと10日!)でバタバタしているわっぱです。

本題に移る前に、一つご報告を。今月から、広め隊の副隊長を務めさせていただくことになりました!より一層、責任感をもって取り組んでいきますので、今後ともよろしくお願いします!

さて、オープンキャンパス終了後の恒例行事(?)「AIUへの道 大公開SP」、今回からはついに一般入試編です。まずはA日程!

 

A日程は、ご存知の方も多いかもしれませんが、センター試験3教科・2次試験2教科の合計で合否が決定します。(詳細はパンフレットをご参照ください。)

センター試験は国・英ともう1教科、自分の得意科目を使用します。AIU受験生は、英語であまり差がつかないので、残りの2教科が鍵を握ることになります。とはいえ、僕も国語で、模試よりも大幅に低い7割台をとってしまいました(汗)。センター本番には魔物がいるというのは本当のようで…(経験者は語る!)どれかの科目は模試の結果等から出した予想得点よりも大幅に下がるという前提で臨んだ方がいいと思います。特に国語は、その年の傾向にかなり左右されがちです。なんだか脅かすようなことばかり書いてしまいましたが、ここで覚えておいてほしいのは「自分ができなかったなら、周りも大体できていない」ということです。過去のセンター結果等を見ていただくと分かりますが、センター試験(特に国語)の平均点は変動が激しいです。そのため、問題が難しくて解けなかった場合、周りもできていない可能性が高いので、そこは開き直って次に臨みましょう。失敗は引きずらないのが一番です。

また、そうなることを見据えて、リカバリーできる科目を用意することも重要です。「これだけは安定して高得点がとれる」という科目をつくっておきましょう。僕の場合は世界史でした。歴史は「1度は見たことがある」ものが出題されるので、きちんと暗記さえすれば高得点がとりやすいです。「まだ歴史とか手をつけていない…」というみなさんも大丈夫です!基本12月には2次試験の勉強を一段落させて、センター対策に集中することになるので、その時期に最後の追い込みをできるからです。また歴史はやった分だけ成果が出やすい科目です。僕は、教科書をひたすら音読筆写していました。そして、ある程度覚えたなという頃に、過去問を解いてできなかった問題、正解はしたけれど迷った問題(←すごく重要)の箇所を教科書に戻って復習しました。どの科目でもそうですが、間違い直しは本当に大事です。これをせずに模試や問題集を数だけこなしても、点数は上がりません!自分ができないところをつぶしてこそ点数は伸びます。逆にこれをきちんとすれば、塾や予備校に通い詰めなくても、点数は上がります。(ちなみに僕は塾に通ったことがありません。)自分の苦手分野に向き合うのは辛いですが、「学問に王道なし」です!

あと、オープンキャンパスでよく聞かれた質問が「センター試験の結果を教えてください」というもの。たしかに受験生としては気になりますよね。僕もそうでした。でも、特にAIUに関しては2次試験に左右されるので、何点取れば受かるという保証があまりないです。(実際、センター試験でほぼ満点でも落ちる人もいます。)経験からすると、国語6割(問題が難しかった場合)、社会8割(できれば9割ほしい)、英語8割後半から9割はとるのが目安にはなってくるかなという感じです。これよりも伸び悩んでもエッセイをしっかり対策すれば合格のチャンスは十分あるので、偏差値や判定には紛らわされないでください!

さて、その2次試験ですが…。やはり重要なのは英語のエッセイです!誰も、始めから自信をもって300語のエッセイは書けません。(断言!)でも練習すれば、少しずつ語数を書けるようになります。一番大切なのは「自分の意見を論理的に(=分かりやすく)相手に伝える」ことです。これができていないと、どれだけ高度な語句や文法を散りばめたとしても得点はついてきません。逆にこれができていれば、どんなに簡単な単語や文法を使ったとしても、評価は高くなると思います。エッセイの書き方については、本やネットに結構載っていますので、今回は本当に大切なところだけ紹介します。

①エッセイの基本構造を守る

これが最重要。エッセイは大きく分けて①Introduction(序論)②Body(本論)③Conclusion(結論)の3パートから構成されます。①では、まず自分の主張を端的に述べます。例えば、自分は問題文に対して賛成なのか・反対なのかです。これがないと読者は「この人は今から何を言いたいのか分からない」となってしまいます。エッセイを論理的に書くというと、難しく聞こえますが、要するに「読者の立場に立って書く」ことです。「自分が読み手なら、どのように書いてあると分かりやすいか」を考えると論理的に書けるようになります。初めに「I agree with ~.」というように自分の意見を端的に述べたら、「I have three reasons for this.」と今から何点述べますよ~ということを言ってあげると分かりやすいですね。②では、具体的なポイントや理由等を述べ、自分の主張をサポートしていきます。そして、③でもう一度自分の意見をまとめます。つまり、①と③は同じ内容を表現を変えてまとめるという感じになります。

② Topic sentence→Supporting senteceの順に!

Bodyを書いていくときに大切なのが、各段落の最初に「その段落で言いたいこと」を書くことです。この文をTopic sentenceといいます。ここで、大まかな内容を伝えてから、例などのSupporting sentenceで具体的な説明をします。これも読者に優しい書き方ですね。

③主張に一貫性をもたせる

これができないと、エッセイ自体の価値がなくなります!一番ダメなのが、最初と最後で自分の主張が変わってしまっているパターン。300語という条件に圧倒されて、とにかく長く書こうとすると、自分でも何が言いたいかが分からなくなり、こういうミスに陥りがちです。長く書くよりも、自分の意見を分かりやすく伝える方に重点を置きましょう。そうすれば、「これを書いた方が分かりやすい」とか「ここ、もう少し説明がいるな」ということで、字数も自然と増えていきます。

この3点はエッセイの基礎中の基礎です。逆にこれを守れば評価してもらえるエッセイになります!エッセイは練習あるのみなので、AIU第一志望の方は今から週に1本でもいいので、書いて添削してもらうことをお薦めします。始めは、TOEFLのライティング等がやや易しめで取り組みやすいかもしれません。慣れてきたら、過去問を繰り返し解きましょう!

国語の論述は、センター後でも間に合います。もちろん、一度過去問を見てみることは大切です!国語も、要するに「自分の意見を分かりやすく伝えられますか」を問う問題です。その点では、国・英共に問われている力は共通しています。

なんだか(いつものごとく)長くなりましたが…。最後に一言!受験生のみなさんには、自分の納得する、そして後悔しない選択をしてほしいです。夏休みも終わって、大半の人は焦りを感じていると思います。先生や親御さんに色々言われて、自分の目標が揺らぐこともあると思います。それでも、常に自分の気持ちに従ってください。AIU受験を辞めるという選択をするのもいいと思います。でも、その理由が「自分は行きたいけれど、周りに受からないって言われたから」ではあまりにもったいないです。少しでもAIUに行きたい思いがあるなら、チャレンジした方がいいのではないでしょうか?それで結果がだめなら諦めもつくかもしれませんが、最初から挑戦すらしなかったというのでは、後悔してしまうと僕は思います。どんな選択をするのも、みなさん次第です。僕は広め隊だからといって、みなさんに絶対AIUに来るようにとは言いません。それは、受験を経験した身として、みなさんにとって最善の選択をしてほしいからです。振り返った時に「あのとき、あの選択をしてよかった」と心から思える決断をしてほしいのです。みなさんの人生は、高校や塾の先生のものでも、親御さんのものでもありません。みなさんのものです!自分の気持ちに正直に決断して、その目標に向かって頑張ってください。応援しています!質問、相談がありましたら、コメントください。

 

以下、「AIUへの道 2017」から、A日程の合格体験記です。

 

 

 

A日程 (長崎県公立高校出身、しょーん)

私は高校時代から英語が一番の苦手教科で本当はB日程が本命でした。それでも結果的にはA日程で合格できるくらい苦手を克服できたと思うので、英語が苦手だけどAIUにいきたい、という受験生にも力になるよう私の経験を紹介していこうと思います。

志望理由

よく友人から、「あんなに英語嫌いだったのにどうしてAIUなんかに行ったの?」と聞かれます。私がAIUを目指した理由は苦手な英語に真っ正面から向き合うためです。苦手だからといって逃げるよりもぶつかって克服してしまった方がいいと思いました。

センター対策

国語と英語は長期間にわたって演習を繰り返しました。過去問を繰り返しながら、古典文法や漢文句法、イディオムなどの細かい知識を体系づけていくイメージで行いました。数学は教科書が何よりも大切だと思います。何回も解くことも大事ですが、闇雲に量をこなすのではなく戦略的な勉強を心がけた方がいいと思います。社会と理科については、過去問を解き始めたのは直前一ヶ月前からでした。オススメの勉強法はセンター対策であっても記述式の問題集に取り組むことと、センター演習では選択肢を選ぶだけでなく間違いの選択肢を正しく直すところまでを演習の一部に組み込むことです。選べるだけでいい、という勉強では点数に安定性が出にくいと思います。

二次対策

何よりも難しかったのは英語のエッセイでした。そもそも英語力がなかったので実力を底上げするためにまずは文型といったかなり初歩的な段階から勉強を始めました。理論がわかっているつもりでも実際の読解や作文で使えていないことがわかったのでかなり有効な手段だったと思います。加えて、ask, take, makeといったとても簡単な動詞を復習し直しました。そういった簡単な動詞をマスターすることでエッセイがかなり書きやすくなりました。国語の小論文については日頃から自分の意見を考えておくと答案を書くときの瞬発力が生まれてよかったと思います。また、うまく具体例を文章の中に組み込めるようになるとうまく書けるようになります。これは英語にも共通することですが、論理的に文章を構成してわかりやすく表現するには本番の時間は思ったよりも短いです。何度も練習を繰り返して慣れておくのも大切だと思います。

おすすめの参考書(英語)

とみ単 富田一彦 

    載っているのは簡単な単語のみで語彙を増やすという目的では使わない方がいいですが、エッセイで自信を持って使える単語を増やすためにはかなり役に立ちます。特に多義語の説明が丁寧なのでおすすめです。単語帳というよりも読み物として面白いです。

リンガメタリカ 

    医学、文学、環境問題など多様な分野別の専門的な単語の解説をしてくれています。英語のエッセイでは特定の分野について聞かれる可能性が高いので、その分野で使う初歩的な単語を見直すのはとても役に立つと思います。