AIUでの4年間を終えて
こんにちは、ココペリです 🐾
現在4年生の僕ですが、先日秋学期最後の授業を終えてAIUでの4年間に一区切りがつきました。
あとは3月の卒業式を待つのみです。(単位を落としていなければ)
もうAIUの学生として授業を受けることも、夜の図書館で課題に追われることも、遊ぶところの少なさに文句を言いながら友達とイオンに行くこともないと考えると、実感が全然湧かなくてなんだか不思議な感じがします。
大学4年間を振り返ると、
海外経験がゼロだったにも関わらず周りがハーフや帰国子女の学生ばかりでついていくのに必死だったEAPや、人生初の留学体験だったスロベニアでの生活、毎週のように東京と秋田を往復した就活、卒論と激闘した今学期など、
常に何らかの課題の締切に追われながらも、人生を通して語り種にできる刺激的な経験をたくさん積めた4年間でした。
とはいっても、少ない生徒数のなかに色んな意味で凄い人たちが多く混在しているこの大学において、僕は秀でて成績が良かったわけでも特別すごい何かを成し遂げたわけでもありません。
先日とある各員教授の方から、
「AIUの学生は教えるのがすごくラク。毎授業数十ページのリーディング課題を出しても、母国語ではない言語で20分以上のプレゼンをさせても、それが当たり前かのように文句も言わずにしっかりこなしてくるから。」
というお言葉を頂きました。
AIUというコミュニティ内では特に目立った存在でもない僕ですが、少なからずここで過ごした4年間を通して、常に課題の締切に追われていることや世界各国からの学生らとグループワークに取り組むこと、そして「国際教養」という理念のもとで多角的な視点から物事を捉えようと努めることは僕にとって当たり前のことになりました。
しかし別にこれらのことをこなしてきたからといってAIU生が他大学の生徒より優れているわけではありません。大学によって「当たり前」というのは異なっているので、AIUでの「当たり前」と他大学の「当たり前」を比較してAIU生が優れていると結論付けることはできないと思います。僕らに持っていないものを彼らは持っているし、逆も然りです。
AIUでは英語ができることより英語を使って何をするかが重要視されるのと同じで、これからAIUという環境を飛び出して社会に出ていくにあたり、大学生活で培った「当たり前」そのものより、それを使って何をしていくのが大事なのだと僕は思います。
これから社会に出て他大学出身の人たちと仕事をしていくとき、様々な「当たり前」がどういう化学反応を起こしてどう仕事に活かされていくのかを考えるとワクワクします。同時に、4年間で培った「当たり前」が通用しない場面も増えて、多くのカルチャーショックを経験するんだろうな、と感じます。
そのような差異を楽しみながら、また1人の人間として変化・成長していきたいと思います。そして、そうやって新しい環境に適応していく過程を経ても、AIUで養った多角的な物事の考え方などは変わらずに僕という人間の根底にあり続けると思うし、今後の人生を通して大切にしていきたいです。
改めて、楽しく有意義な4年間でした!!!