5代目☆AIUを広め隊 2021!

全国の皆さんこんにちは‼ パンフレットやホームページなどでは伝えきれないAIUの魅力を、生徒の視点から見て発信する学生団体ー それが、AIUを広め隊です‼ 今年度でこのブログも5代目となりました‼ 年を重ねるごとにさらに魅力を増していく、今全国の中で大注目の大学、AIUこと国際教養大学って何?と疑問に思っているそこのあなた‼‼‼ 愉快で個性的な隊員たちが、そんなあなたのためにブログを書いちゃいます☆ You should be reading!!

わっぱの卒業記事② Once Upon A Time in AIU

前半の投稿からかなり間が空いてしまい、申し訳ございません。引っ越し先での生活にも慣れてきたので、入社までの時間に後半をまとめてみようと思います。

近況をアップデートしておきますと、21日の卒業式を経て、晴れて国際教養大学を卒業しました!🙌

オンラインで卒業生の名前が読み上げられた時は、あまり実感がわかなかったのですが、郵送していただいた学位記を手にとって記念撮影をするうちに、「終わってしまったんだな」という気持ちが生まれました。とはいえ、決して後ろ向きな感情ではなくて、人生の思い出に大切なチャプターが付け加わった、とでも言いましょうか。

記念パーティーの際にシェアしていただいたメッセージビデオには、お世話になった教職員の皆様からの「卒業してもAIUコミュニティーの一員であることは変わらないよ」という愛が詰まっていました。卒業したから大学との繋がりが途絶えてしまうわけではなく、「心の拠り所」としての場所は常に残るんだ、と実感させていただけたことが、あまり寂しさを感じなかった要因かもしれません。

4年間お世話になった広め隊としての投稿も今回がラスト。最後に何を書こうか暫し悩みましたが、AIUで過ごした4年間の意味」を振り返って、今後の人生に繋げていこうと思います。よろしければお付き合いください。

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AIUの学位記はこんな感じでーす。学位記や証明書、額入りの表彰状等を全て梱包して郵送してくださったスタッフの皆様、本当にありがとうございました!

 

わっぱにとってのAIU 

「なぜAIUに進学したのか」は、4年間を通して常に向き合ってきた問いでした。広め隊の活動でよく聞かれたこともありますが、この問いの答えを探すことが、「自分がどのような学生生活を送りたいのか」に直結する気がした、というのが主な理由です。

 

思い返せば、4年間の何気ない日常が全て大切な思い出になっていますが、その当時は辛いと感じることも多くて…

EAPでは、たまたま帰国子女が多いクラスだったので周囲と比較して劣等感を抱いたり、プレゼンで大失敗して部屋で泣いたり(やべえ奴やん 笑笑)と、自信が揺らいだ時期でした。他の大学に通っている友人たちに「そんなに勉強ばっかりしてないよ」と言われて、「毎日課題に追われて何になるんだろう」と疑問に感じたこともしばしば。

また、AIUに進学を決めた時に、「なんで秋田?」とか「そんなよく分からない大学に行くなんて勿体無い」と周囲に言われていたことも気にしていました。「ここで結果を出さないと、反対を押し切ってまでAIUに来た意味がない」と変なプレッシャーをかけて、勝手に辛くなったことも…

良くも悪くも「特殊」な大学であることは間違いないので、「自分にとってAIUで過ごす意味って何だろう」と考えることが多かったのは自然だったといえます。

 

その答えを一言で表すならば、「自分自身と向き合うこと」かもしれません。日々、様々な考え方に触れる中で、「それで自分はどう思うの?」「自分はどんな人生を歩みたいの?」と自問自答する日々でした。今までは、人生がまるで1本の道のように拓けていないといけない、と思い込んでいたんですよね。目標に向かって計画通り真っ直ぐ進むことこそが「優秀」なんだと考えていました。でも、AIUや留学先での生活を通じて、最短ルートで進むことだけが人生じゃない、って思えました。別に逆戻りしても、わき道に入ってみてもいいんですよね。学生生活を通じて、最も価値観が変わったのはこの部分だったかもしれません。高校までの僕に足りなかったのは、多様な人生の選択肢を知ることだったので、自分自身の人生の在り方を考えるためにも、AIUへの進学は必要だったといえます。

共同生活を送る中で、「何て器が小さいんだろう」と自分を責めることもあったけれど、色々な人と出会う中で、少しずつ自分の価値観や自分に対する印象も変わっていったかも。中でも、EAPのクラスメイトから「○○(僕の本名)って、人と一緒にいる時が一番輝いてるよね」って言ってもらったことが印象に残っています。それまではどちらかと言うと「一人で頑張る」タイプでしたが、AIU生になってからは、「誰かと何かを作る」ことが好きになりました。「何でも器用にこなせちゃう人」という第一印象をもたれることも多かったけれど、実は見えないところで人並みに(もしかしたら人一倍)悩んでいた、という人間らしい面を、仲間に見せることもありました(笑)。「心を許せて、そして僕を輝かせてくれる人たちに巡り会えた場所」、それが僕にとってのAIUです。本人は忘れているかもしれないけれど、その言葉をかけてくれた同期には本当に感謝しています。

 

最後に伝えておきたいこと

受験生の皆さんへ

以前、広め隊の相談会で、「どうしてAIUに受かったと思いますか?」と質問をいただいたことがあり、その時は即答できませんでした。でも、卒業した今感じるのは、「僕がAIUを必要としていた」ことを何かしらの形で汲み取っていただけたからだと思います。僕は一般入試で合格しましたが、僕より試験の点数をとれる受験生はもっといたかもしれません。センター試験が特別よくできたわけではないし、2次試験では試験時間が半分経過しても何も書けませんでした。それでもAIU生になれたのは、「僕の成長にAIUが不可欠だ」と、どなたかが(あるいは何かが)判断してくれたからではないかと。

受験や就職活動では、「ご縁がある」という表現がよく使われます。以前は、この角が立たないように不合格を伝える言い回しがあまり好きではなかったのですが、僕がAIUで過ごせたのは、正にご縁だったと感じます。

恐らく人には、「それぞれが最も可能性を発揮できる場所」があるんですよね。でも、受験するまでの約18年間の人生で、「自分が一番輝ける場所」を自ら判断するなんてほぼ不可能じゃないですか。日本あるいは世界を見渡せば大学は無数にありますし、そもそも「高校卒業→大学進学」だけが人生ではありません。そんな中で、多くても10校(?)程の大学を受験して、仮に第一志望に通らなかったとしても、「ご縁をいただけた大学こそ、自分を伸ばせる場所だ」と前向きに捉えてみてください。自分の希望と客観的な適正は必ずも一致しないんですよね(一致したら万々歳ですが。)だから、合否の結果だけで、自分の能力を判断しないようにしてほしいです。

 

この春からAIU生になる18期生の皆さんへ

皆さんの中には、AIUを目指してきた方も、他の大学を目標としてきた方もいらっしゃると思いますが、ご縁があったからこその合格だと思います。だから「ここで精一杯頑張るぞ!」と前向きな気持ちで入学してほしいな。同じ環境でも、満喫できる人とそうでない人はいるものですが、AIUではその差が顕著に出やすいのも事実です。所謂「キラキラ大学生」とはまた違った味わいのある大学生活なので、不満の種を探そうと思えば、いくらでも見つかってしまうかも。でも、せっかく入学したのに後ろ向きに過ごしていたらとても勿体無いんですよね。

たしかに、都会のような便利さはありません。車がないと1時間に1本のバスでイオンへ行かないといけないし、大学の周りは正にクマさん🐻の住む森。「クマが出るってガチですかー?」って聞かれるけれど、ホントです。目撃情報があると大学から全校メールが来ます(笑)

 それでも、そんな不便さを忘れてしまうくらいの環境AIUには整っています。教職員の皆さん、先輩方、同期、後輩たちの温かさに触れ、人との繋がりのありがたみをひしひしと感じられます。

開学から20年も経っていないので、まだまだ進化の余地はあります。特に来年度からは、カリキュラムにも大きな変更が加えられるので、今後のAIUの姿を誰も実感をもって描けていないのが現状かもしれません。しかし見方を変えれば、皆さん1人1人が「自分らしく輝ける場所」を作り出せるということです。

乗り越えられそうにない壁を感じることもあるかもしれませんが、最後には何とかなります。AIUで過ごしているうちに、「目の前のことに精一杯向き合えば、何とかできる」と思えるようになります。だから、「○○じゃないといけない」という枠組みを取り払って、自分にしかできない大学生活を送ってみてください。「都会の大学生」は大勢いるかもしれないけれど、「秋田の山奥の大学生」はそんなにいません。是非、AIUの環境を活かして、目一杯大学生活を満喫してほしいです!一卒業生からのちょっとしたお願いです!

そして、新入生の中から、広め隊入隊希望者が大勢生まれてくれると嬉しいな。(笑) 4月8日のアクティビティフェアで、20:14から勧誘のプレゼンもするそうなので、是非見にきてください!(ちゃっかり宣伝。)

 

わっぱの記事を読んでくださった全ての皆さんへ

広め隊として記事を書くのもこれが本当に最後なんだと思っても、なかなか実感がわきません。端的にまとめる能力が皆無で、毎回長文となってしまいましたが、そんな拙い記事を読んでいただき、本当にありがとうございました!

AIUの学生、そして広め隊隊員は卒業してしまいますが、ここで得た思い出を大切に、新しい場所で一歩を踏み出してみようと思います。まだまだ至らない面が多いけれど、ひとまず「AIUでの4年間」に自信をもって、駆け出しの社会人として勉強に励みます!悩んだ時もあったけれど、今は「AIUを選んで良かった!」と胸を張って言えます!

もしかしたら今後の新企画(社会人になった歴代隊員を調査する「あいつ今何してる?」的なものとか 笑笑)で再登場することがあるかもしれませんが(名付けて「わっぱリターンズ」笑笑)、ひとまずこれにてお別れです!

今後も、広め隊をどうぞよろしくお願いします!

4年間ありがとうございました!またどこかでお会いしましょう!